2026年9月1日、ドコモから「dカード PLATINUM」のdポイント進呈条件を変える発表がありました。「20%→12%」という数字が目に入りやすいですが、これは全員に当てはまる数字ではありません。しかも、変わる日はサービスごとにバラバラです。
この記事では、公式のお知らせ2ページ(dカード側・ドコモでんき側)に載っている表をそのまま確認して、いつ・誰の・何%が変わるのか、そして今のうちにやっておけることは何かを整理します。還元率が上がる人もいます。
目次全10項目
まず「いつ変わるのか」がサービスごとに違います
ひとまとめに「2026年10月から」と覚えると間違えます。公式の記載どおりに並べると次のとおりです。
| 対象 | 変わる時期 | 何が変わるか |
|---|---|---|
| ドコモでんき Green | 2026年10月 ご利用分から |
PLATINUMの進呈率が下がる(いちばん早い) |
| ドコモ光 | 2026年12月 ご利用分から |
PLATINUMの進呈率が下がる |
| ケータイ | 2026年12月 ご利用分から |
進呈率の改定はありません。最大進呈率の期間が短くなるため、入会1年目の人は下がる場合あり。ドコモポイ活プランの人は、ポイント進呈の計算対象額も変わる |
| dカード積立 | 2026年12月 ご利用分から |
進呈率の改定はありません。最大進呈率となる期間が短くなるため、入会1年目の人は下がる場合あり |
| 一般の「dカード」 (GOLD U・GOLD・PLATINUMを除く) |
2027年1月 ご利用分から |
通常決済が100円→200円ごとに1ポイントへ |
電気は少しややこしくて、ドコモでんき側の案内では「2026年11月検針分(10月使用分)から適用」と書かれています。11月検針分の請求とポイント付与は2027年1月中旬になるため、実際に「あれ、減った」と気づくのは年明けです。
ドコモ光・でんきGreenの進呈率が下がるのは「入会初年度の人」と「月10万円以上使う人」です
ここが今回、読み違えやすいところです。公式の表を改定前・改定後で並べます(本会員の進呈率)。太字が下がった箇所です。
| 毎月のショッピング利用額 | ケータイ | ドコモ光 | でんきGreen 地域1 |
でんきGreen 地域2 |
|---|---|---|---|---|
| 入会したて 旧:入会初年度(12か月後まで) 新:入会月から2か月後まで |
20%→20% | 20%→12% | 12%→8% | 20%→12% |
| 10万円未満 (入会2年目以降の人) |
10% | 10% 据え置き |
6% 据え置き |
10% 据え置き |
| 10万円以上20万円未満 | 15% | 15%→11% | 9%→7% | 15%→11% |
| 20万円以上 | 20% | 20%→12% | 12%→8% | 20%→12% |
出典:ドコモ公式「「dカード PLATINUM」dポイント進呈条件および「dカード」dポイント進呈率・年会費改定のお知らせ」。表の進呈率・ポイント還元の条件はこのお知らせの改定前後の表をそのまま並べたものです。
読み方は3つです。①ケータイ料金の進呈率の数字そのものは変わっていませんが、ショッピング利用額に関わらず最大進呈率となる期間が「入会初年度(入会月から12か月後まで)」から「入会月から2か月後まで」に短くなります。また、ドコモポイ活プランの人は、2026年12月ご利用分から、ケータイ料金のポイントの計算対象額からポイ活特典の対象決済に対する進呈分が減額されます(下のFAQで公式の例を紹介しています)。②入会2年目以降(入会月から13か月後以降)で、毎月のショッピング利用が10万円未満なら、ドコモ光もドコモでんきGreenも数字は変わりません。③入会月から3か月後以降、12か月後までの人は、改定前は「一律」の段でしたが、改定後は毎月のショッピング利用額の段の進呈率になります。この人が10万円未満の段なら、公式の表ではケータイ20%→10%、ドコモ光20%→10%、でんきGreen 地域1 12%→6%、地域2 20%→10%です。なお、上の表の2段目〜4段目の改定前の数字は「入会2年目以降(入会月から13か月後以降)」の段のものです。
判定に使われるのは「ポイントが付与される前々月16日~前月15日のショッピングご利用金額(税込)」です。判定の対象になる利用の細かい条件は、「dカード PLATINUM」のサービスサイトでご確認ください。毎月ちょうど10万円あたりを行き来している人は、月によって進呈率が変わります。
ニュースで「20%が12%になる」と見たので、もうダメだと思っていました…。うち、カードはそんなに使っていないんですけど。
入会2年目以降(入会月から13か月後以降)で月10万円未満なら、進呈率の数字は変わりません(ドコモポイ活プランの人は、2026年12月ご利用分からケータイ料金のポイントの計算対象額が別に変わります)。20%→12%は「毎月20万円以上使っている人」と「入会したばかりの人」の欄の数字です。月10万円未満の欄は、入会2年目以降の人なら改定前も改定後も同じ数字のままです。ただし、入会月から3か月後以降、12か月後までの人は、改定前の「一律」の扱いが終わるので下がります(10万円未満の段なら、ケータイも20%→10%)。まずは明細で、入会からの月数と、自分がどの段にいるかを見てください。
ドコモでんきGreenは「地域1か地域2か」で下がり幅が違います
電気は住んでいるエリアで表が分かれます。電気の場合、「20%→12%」は地域2の数字です。関東にお住まいなら、そもそも20%ではありません。
| 区分 | 対象エリア | いちばん上の段の変化 |
|---|---|---|
| 地域1 | 北海道電力・東北電力・東京電力・北陸電力・中国電力・四国電力の各エリア | 12%→8% |
| 地域2 | 中部電力・関西電力・九州電力の各エリア | 20%→12% |
出典:ドコモでんき公式「「dカード PLATINUM」のdポイント還元率改定およびdポイントアップ対象の回線料金プラン拡大のお知らせ」(2026年9月1日)。地域区分とエリア別のdポイント還元率はこのお知らせの記載によります。
計算の例(仮の額):電気代を月10,000円と仮定し、毎月のショッピング利用が20万円以上の段(改定前「2年目以降」→改定後「ご入会から3か月目以降」)に当てはまる人で計算します。地域1はこの段が12%→8%なので、10,000円×12%=1,200ポイントが10,000円×8%=800ポイントになり、差は月400ポイント、この段のまま12か月続けば(1,200−800)×12=年4,800ポイント相当です。地域2はこの段が20%→12%なので、10,000円×20%=2,000ポイントが10,000円×12%=1,200ポイントになり、この段のまま12か月続けば(2,000−1,200)×12=年9,600ポイント相当の差です。入会したばかりの段(改定前「初年度」→改定後「ご入会から2か月目まで」)も率の変化は同じですが、改定後のこの段は入会から2か月目までで、3か月目以降は毎月のショッピング利用額の段の率になるため、12か月分の年間の差には当てはめられません(月の差の目安としてだけ使えます)。電気代は仮の額なので、ご自身の電気代と段で計算し直してください。
還元率が「上がる」人もいます
ここは見落としやすい点です。ドコモでんき側の公式お知らせには、はっきりこう書かれています。
ドコモでんきのペア回線(特定回線)として認められる料金プランの条件が、「2019年10月以降の料金プラン」から「ドコモの全料金プラン」へ広がります。つまり、2019年10月より前のプランをずっと使っていて、これまで上乗せの対象外だった人は、今回の改定で対象に入ります。公式も「dポイント還元率が引き上げとなります」と明記しています。
同じお知らせでは、「ドコモ ガスセット特典」(「ドコモでんき」ポイント付与率+2%)の条件となるペア回線の料金プランも、「2019年10月以降の料金プラン」から「ドコモの全料金プラン」に変わると示されています。古いプランのままガスもまとめている家庭は、ここも確認する価値があります。
年会費の返金を申し込めます(エントリーは2026年12月31日まで)
今回の改定にあわせて、ドコモは年会費返金の受付を案内しています。対象は2026年9月30日までに入会したdカード PLATINUM本会員、または2026年9月30日までに入会したdカード GOLD本会員で、ドコモポイ活プラン(「ドコモ ポイ活 MAX」「ドコモ ポイ活 20」「eximo ポイ活」「ahamoポイ活」のいずれか)を2026年9月30日時点で契約している人(解約またはダウングレードした月の月末時点で、GOLDのご利用携帯電話番号に登録されている回線での契約が条件)で、希望者が申し込む形です。家族カードの年会費も返金の対象です。
返金を受けるには、2026年9月1日から2026年12月31日23:59までの期間中に、①返金案内のページからのエントリーの受付完了と、②dカード PLATINUMもしくはdカード GOLDの解約またはダウングレードの手続き完了の両方が必要です(①と②の順序は問いません)。カードを今のまま持ち続ける場合は、エントリーだけでは返金の条件を満たしません。返金されるのは、前回支払った年会費(税込)を月割りした残月数分(解約またはダウングレードした翌月から次回年会費請求月まで)で、カードご利用代金に充当されます。PLATINUMからGOLDへダウングレードした場合、返金後もGOLDの年会費は別途請求されます。エントリーの取消しはできず、自動では返ってきません。詳しい条件と手続き方法は、dカード公式の「サービス変更に伴う年会費返金のご案内」ページで確かめてください。返金は解約かダウングレードが前提なので、先に下がる額を計算し、カードを続けるかを決めてから申し込むのが順番です。
解約やダウングレードのあとのカード選びは、クレジットカード比較の記事で確かめられます。
下がるなら、いっそカードを解約したほうがいいんでしょうか?
順番が逆になりやすいところです。先に「自分はいくら減るのか」を金額で出してください。入会2年目以降で月10万円未満なら、ドコモ光・ドコモでんきGreenの進呈率は変わらないので、この2つで減る額はありません(ドコモポイ活プランの人は、ケータイ料金のポイントの変更も金額に入れてください)。入会1年目の人は、入会からの月数で結果が変わります。減る額より年会費のほうが大きいなら、返金の案内も含めて考える意味があります。減る額のほうが小さいのに解約して、他の特典まで失う――というのが、もったいないパターンです。
一般の「dカード」は2027年1月から100円→200円に
PLATINUMやGOLDではない通常の「dカード」は、通常決済の進呈率が2027年1月ご利用分から、100円(税込)ごとに1ポイント → 200円(税込)ごとに1ポイントへ変わります。
あわせて年会費も、初年度は無料、2年目以降も無料だが「前年度に1度も利用がなかった場合は1,650円(税込)」という条件付きになります。適用は2027年1月からで、請求は2028年2月の引き落とし分からです。持っているだけで眠らせているdカードがある人は、ここだけ覚えておいてください。
なお、支払い方法をdカードに設定したd払いは、この改定後も200円ごとに2ポイントのままと公式に書かれています(内訳はd払い基本1ポイント+dカード支払い特典1ポイント=期間・用途限定)。2027年5月ご利用分からは、スマホのタッチ決済でも200円ごとに2ポイントになります(カード番号が4363・5344・5365で始まるdカードのみ対象)。
結局どうするか:確認は3つだけ
①自分の「毎月のショッピング利用額」がどの段か。入会2年目以降(入会月から13か月後以降)で10万円未満なら、ドコモ光もドコモでんきGreenも今回は変わりません。入会1年目の人は、入会からの月数もあわせて確認してください。
②電気を払っているなら、自分が地域1か地域2か。東京電力エリアは地域1です。電気の「20%→12%」は地域2の数字です。
③2026年9月30日までに入会したPLATINUM(またはGOLDとドコモポイ活プラン)を持っているなら、年会費返金の期限(2026年12月31日23:59まで)。返金はエントリーと、解約またはダウングレードの手続きの両方が条件です。解約やダウングレードも考えるなら、自分で申し込む必要があります。
この3つを見たうえで、入会2年目以降(入会月から13か月後以降)で、毎月のショッピング利用が10万円未満の人は、ドコモ光・ドコモでんきGreenの進呈率の数字が変わらないので、今回の改定だけを理由に急いで動く必要はありません(ドコモポイ活プランの人は、ケータイ料金のポイントの変更もあわせて確かめてください)。逆に、入会1年目の高還元をあてにして年会費を払っていた人は、今の条件のままで釣り合うのかを一度計算し直したほうがよい、ということになります。
著者の現場経験からひとこと
量販店で通信と電気のセットを提案していたころ、お客様によくやっていたのが「今の金額」と「変更後の金額」を一枚の紙に並べて書くことでした。還元率を%のまま説明すると、お得にも損にも、いくらでも大きく聞こえてしまうからです。
ポイントも同じで、「何%か」ではなく「月にいくら分か」に直すと判断が早くなります。上の地域1の計算の例(仮の電気代で、同じ段が続いた場合の目安)でいえば、月400ポイントの減りを年4,800ポイント相当と見て、それが自分にとって動く理由になるのか。これはこの記事では決められない部分で、最後はご本人の判断です。数字だけは、公式の表から正確に出しておいてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 手続きは必要ですか?
進呈率の改定については、ドコモでんきのお知らせに「本改定に伴うお客さまのお手続きはございません。」と記載があります。ただし年会費の返金は希望者の申し込み制で、エントリーの受付完了と、dカード PLATINUMもしくはdカード GOLDの解約またはダウングレードの手続き完了の両方が条件です(期限と対象は上の「年会費の返金」の節をご覧ください)。
Q. すでに契約している人も対象ですか?
対象です。公式の注記に「改定は、すでに各サービスをご契約・ご利用いただいている方も対象となります」と書かれています。
Q. 家族カードの還元率はどうなりますか?
公式の表の注記では、家族会員は初年度は本会員と同等、2年目は「dカード GOLD」と同水準の進呈率とされています。
Q. 電気の進呈率が下がるのは、いつの請求からですか?
2026年11月検針分(10月使用分)からの適用で、その請求とポイント付与は2027年1月中旬です。さらに、2027年1月の還元率は2027年1月1日午前0時時点のdカード契約状況で判定されると公式に記載があります。
Q. ケータイ料金のポイントも減りますか?
進呈率の表の数字に改定はありません。ただし、変わる点が2つあります。1つは、ショッピング利用額に関係なく最大進呈率が適用される期間が、入会初年度(入会月から12か月後まで)から「入会月から2か月後まで」に短くなる点です。そのため、入会月から3か月後以降、12か月後までの人は、改定後は毎月のショッピング利用額の段の進呈率になり、10万円未満の段なら公式の表で20%から10%になります。もう1つは、ドコモポイ活プラン(「ドコモ ポイ活 MAX」「ドコモ ポイ活 20」「eximo ポイ活」「ahamo ポイ活」)の人です。2026年12月ご利用分から、ポイントの進呈の対象が「各種割引後のご利用料金」から「各種割引後のご利用料金からポイ活特典の対象決済に対する進呈分を減額した金額」に変わります。公式の例(ドコモ ポイ活 MAX、月額料金10,680円(税抜)、割引額3,000円(税抜)、対象決済の特典で進呈されたポイント3,500ポイントの場合)では、ポイント進呈の計算対象額が7,680円(税抜)から4,180円(税抜)になり、PLATINUMはこの額の1,000円ごとに20%で計算されます。進呈率は変わらなくても、ケータイ料金のポイントが減る場合があります。
まとめ
今回の改定は「PLATINUM全員が20%→12%」ではありません。入会2年目以降(入会月から13か月後以降)で、月のショッピング利用が10万円未満の段なら、ケータイ・ドコモ光・ドコモでんきGreenの進呈率の数字は据え置きです。下がるのは、月10万円以上の段の「ドコモ光」「ドコモでんきGreen」と、入会初年度の人です。入会初年度の人は、「一律」の段の「ドコモ光」「ドコモでんきGreen」の率が下がるうえ、ショッピング利用額に関わらず最大進呈率となる期間が「入会月から2か月後まで」に短くなるため、入会月から3か月後以降はケータイも含めて毎月のショッピング利用額の段の進呈率になります(10万円未満の段なら、ケータイも20%→10%)。また、ドコモポイ活プランの人は、2026年12月ご利用分からケータイ料金のポイントの計算対象額が変わります(上のFAQをご覧ください)。
時期もバラバラで、でんきGreenは2026年10月ご利用分から、ドコモ光とケータイは2026年12月ご利用分から、一般のdカードは2027年1月ご利用分からです。
一方で、2019年10月より前の料金プランの人は対象が広がって還元率が上がります。2026年9月30日までに入会したPLATINUMを持っていて解約やダウングレードも考えるなら、年会費返金の期限(2026年12月31日23:59まで。エントリーと、解約またはダウングレードの手続きの両方が条件)を先に確認してください。
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※本記事の進呈率・時期は、2026年10月18日にドコモ公式のお知らせで再確認したものです。条件は変更される場合があるため、最新情報はdカードのdポイント進呈率・年会費改定のお知らせおよびドコモでんきのdポイント還元率改定のお知らせでご確認ください。

