「ドコモ・au・SoftBank、結局どこが一番セット割でお得なの?」——電気と通信をまとめる相談を受けるたびに聞かれる質問ですが、実はこの3社、電気 通信 セット割の仕組み自体がまったく違います。
結論から言うと、ドコモは光とでんきの割引が「別枠で加算」されるのに対し、auとSoftBankは「重複しない・一部だけ加算」という違いがあります。単純に「どこが一番安いか」で比較すると、この仕組みの違いを見落として損をします。家電量販店で通信×電気のセット提案を9年間・月100〜150件担当してきた経験から、3社の違いを正直に整理します。
料金・割引額は各社の公式サイトで2026年8月21日に確認した内容です。
まず結論:電気 通信 セット割の3社ルールはこう違う
| キャリア | 光×でんきの関係 | 1回線あたりの割引上限 |
|---|---|---|
| ドコモ | 別枠で両方乗る(加算) | 光1,210円+でんき110円=1,320円 |
| au | 重複しない(高い方のみ) | インターネットコース優先=1,100円 |
| SoftBank | 別枠だが額に差がある | 光1,650円相当+でんき110円 |
この違いを知らずに「電気も同じキャリアにすれば割引が2倍になる」と思い込むと、期待した金額にならず「話が違う」となりがちです。ここから1社ずつ、実際の家族構成での節約額を試算していきます。
【ドコモ】光とでんきの割引が両方乗る、唯一のパターン
ドコモは3社の中で唯一、光回線の割引(ドコモ光セット割)と電気の割引(ドコモでんきセット割)が「別の制度」として設計されているため、条件を満たせば両方同時に適用されます。
| 世帯構成 | ドコモ光セット割 | ドコモでんきセット割 | 合計(月) |
|---|---|---|---|
| 1人暮らし(1回線) | 1,210円 | 110円 | 1,320円 |
| 2人家族(2回線) | 2,420円 | 220円 | 2,640円 |
| 4人家族(4回線) | 4,840円 | 440円 | 5,280円 |
4人家族なら年間約63,360円の節約です(対象プランはドコモMAX等の場合。eximo等は割引額が異なります)。ただしahamoユーザーはドコモ光セット割の対象外で、ドコモでんきセット割も対象プランが「ドコモ MAX」「ドコモ ポイ活 MAX」に限られるため、ahamoのままではどちらの割引も入りません。
【au】光とでんき、実は「重複しない」仕組み
auの自宅セット割には「インターネットコース」(auひかり等)と「でんきコース」(auでんき)の2つがありますが、この2つは重複しません。両方契約しても、割引はインターネットコースが優先され、電話代の割引が2,200円になることはなく、最大1,100円のままです。
| 世帯構成 | 自宅セット割(回線割引) | auでんきの追加メリット |
|---|---|---|
| 1人暮らし(1回線) | 1,100円 | Pontaポイント還元(電気代1万円で約200〜500円相当) |
| 2人家族(2回線) | 2,200円 | 同上(回線割引には影響しない) |
つまりauでんきを追加する主なメリットは「電気代の割引」ではなく「Pontaポイントの上乗せ」です。すでにauひかりで自宅セット割を受けている方が、電話代をさらに安くしたくてauでんきに切り替えても、スマホ代は変わりません。
じゃあ、電気も通信費もまとめて安くしたいなら、ドコモが一番お得ってことですか?
割引額の合算だけ見ればドコモが有利に見えますが、一番大事なのは「今使っているスマホのキャリア」です。auスマホの人がドコモの割引欲しさに乗り換えると、スマホ本体の乗り換え費用や解約金の方が高くつくことが多いです。まずは今のキャリアでの組み合わせを確認するのが先です
【SoftBank】光セットとでんきセットは別枠、ただし額に差がある
SoftBankもドコモと同様に、おうち割 光セットとおうち割 でんきセットは別枠で両方適用されます。ただし割引額に大きな差があり、電気側の恩恵は小さめです。
| 割引の種類 | 対象サービス | 割引額/月・回線 |
|---|---|---|
| おうち割 光セット | SoftBank光/Air | 最大1,650円 |
| おうち割 でんきセット | SBおうちでんき | 110円(2年間) |
2人家族・ワイモバイル利用の試算では、光セット3,300円+でんきセット220円+電気代自体の節約300〜500円で、合計月3,820〜4,020円(年間約45,840〜48,240円)というのが実際の目安です。SoftBankは光側の割引額が大きいため、まず光セットを最優先で確保し、電気は「ついでに」加える位置づけで考えるのが実態に近い判断です。
結局、自分はどの組み合わせを選べばいいか
3社を比較して分かるのは、「どのキャリアが一番お得か」ではなく「今使っているキャリアでどう組むのが正解か」だということです。
- ドコモスマホの人:光もでんきも両方揃えると、他社にはない「加算」の恩恵をフルに受けられる。ただしahamoは光セット割の対象外
- au・UQモバイルの人:光かでんき、どちらか一方の割引(最大1,100円)で頭打ち。両方揃える主なメリットはPontaポイント還元
- SoftBank・Y!mobileの人:光セットの恩恵が大きいので優先。電気は上乗せ程度と考える
キャリアをまたいでの乗り換えは、スマホ本体の分割金や解約金が発生する場合があり、電気とのセット割だけを理由にスマホキャリアごと変えるのは慎重に判断すべきです。まずは今のスマホキャリアに対応する光・電気の組み合わせから確認するのが失敗しない順番です。
電気の切り替えって、なんとなく面倒そうで後回しにしちゃうんですが…
よく分かります。ただ実際はどの会社もWeb申し込みだけで、工事も立ち合いも不要です。請求も通信費とまとめられるので、切り替えた後の管理はむしろ楽になります。太陽光発電やオール電化を使っていなければ、まずは公式サイトのシミュレーターで概算を見るところから始めてみてください
まとめ:割引の「仕組みの違い」を知ってから比較しよう
ドコモ・au・SoftBankは、どれも「通信×電気」のセット割を用意していますが、仕組みはまったく異なります。
- ドコモ:光とでんきが別枠で両方乗る(最も加算効果が大きい)
- au:光とでんきは重複しない(電気側は主にポイント還元が目的)
- SoftBank:光とでんきは別枠だが、電気側の割引額は小さめ
「電気を変えれば必ず〇〇円安くなる」という単純な話ではなく、まず自分のスマホキャリアを起点に、どの組み合わせが自分に当てはまるかを確認することが第一歩です。
よくある質問(FAQ)
Q. 3社まとめて、一番割引額が大きいのはどこですか?
A. 世帯構成やプランによって変わりますが、加算効果があるドコモが4人家族などの多回線世帯では有利になりやすい傾向があります。ただしスマホの乗り換え費用を考慮せず単純比較すべきではありません。
Q. 電気会社を変えると、電気の質や供給に違いは出ますか?
A. 出ません。電気を家庭まで届ける送配電網は契約先を変えても同じもので、供給の安定性や緊急時対応は変わりません。
Q. 太陽光発電やオール電化を使っていても切り替えられますか?
A. プランによっては対象外、または割高になるケースがあります。切り替え前に必ず現在の電気料金と比較シミュレーションを行ってください。
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