毎月まとめて1通で届いていたNTT東日本の請求書が、2026年9月ご請求分から別々の封筒で届くようになります。「何か手続きが必要なの?」「料金が上がるの?」と不安になった方も多いはずです。結論から言うと、大半の人は手続き不要です。ただし1つだけ、2027年6月から効いてくる有料化を知らないまま放置すると、じわじわ固定費が増えます。元量販店員の視点で、対象者と「やるべきこと」だけを整理します。
※本記事の内容は2026年8月27日時点でNTT東日本・NTTファイナンスの公式案内およびFAQで確認したものです。最新の状況は必ず公式サイトでご確認ください。
何が変わるのか
変更点は大きく2つです。1つは請求書の届き方、もう1つは紙の請求書の有料化です。後者は2027年と少し先ですが、今回の変更と地続きの話なので合わせて把握しておくと安心です。
| 時期 | 変わること | 費用への影響 |
|---|---|---|
| 2026年9月 ご請求分〜 |
複数の請求をまとめて1通で送る「一括送付サービス」が終了。それぞれ別の封筒で届く | 変わらない (0円) |
| 2026年9月〜 | NTT東日本のWeb明細サービス(@ビリング)が、請求書払いの人でも利用可能に | 変わらない |
| 2027年6月 ご請求分〜 |
紙の請求書を継続する場合に発行手数料が発生 | 月220円(税込) 年間2,640円 |
ここで多い誤解が「9月から値上げされる」というものですが、そうではありません。9月の変更は届き方が変わるだけで、料金そのものは変わりません。負担が増えるのは、あくまで2027年6月以降も紙の請求書を選び続けた場合です。
なお、公式の案内には「2026年9月ご請求分から」という表現と「2026年8月ご請求分をもって終了」という表現が混在しています。どちらも同じ切り替えを指していますので、「9月に届く請求分から別々になる」と理解しておけば問題ありません。
封筒が増えるだけなら、正直どうでもいい気が……。放っておいちゃダメですか?
9月時点は放っておいて大丈夫です。ただ「封筒が増えた」で終わらせると、2027年6月の220円に気づかないまま突入するのがよくあるパターンなんです。今のうちにWeb明細へ切り替えておけば、その時点で悩まなくて済みます。
誰に影響するのか
「うちは対象なの?」を判断するポイントは請求書の発行元です。NTT東日本のFAQでは、今回の変更はNTT東日本ご利用分の請求が対象で、NTTファイナンスから請求されている場合は対象外と案内されています。手元の請求書の差出人を見れば判断できます。
| あなたの状況 | 今回の対象か | やること |
|---|---|---|
| NTT東日本から複数の請求をまとめて受け取っている | 対象 | 手続きは不要。ただしWeb明細への切替を検討 |
| 請求元がNTTファイナンス | 対象外 | 今回は何もしなくてよい |
| 光回線が光コラボ(ドコモ光・SoftBank光など) | 対象外 | 請求元が各社のため無関係 |
| すでにWeb明細を使っている | 実質影響なし | そのままでOK |
光回線をフレッツ光のまま使っていて、固定電話やひかり電話も同じNTT東日本から請求されている——という方が、今回いちばん影響を受けます。逆に、すでにドコモ光やSoftBank光などの光コラボに移っている方は請求元がその会社になっているため、今回の話とは無関係です。
いつまでに、何をすればいいのか
① 2026年9月時点:手続きは不要
NTT東日本のFAQでは、この変更にあたって利用者側の手続きは不要と案内されています。封筒が複数届くようになるだけなので、「知らない封筒が来た」と思って未開封で放置しないことだけ気をつけてください。支払い忘れは延滞につながります。
② 2027年6月まで:紙かWebかを決めておく
ここが実質的な分かれ道です。紙の請求書を継続すると月220円(税込)、年間で2,640円の負担になります。金額としては小さく見えますが、何のサービスも増えないのに毎月引かれ続けるタイプの固定費です。私が量販店にいた頃も、この手の「気づかないうちに乗っている少額オプション」を外すだけで、月々の請求が数百円下がるお客様は珍しくありませんでした。
切り替え先として、NTT東日本はWeb明細サービス(@ビリング)を案内しており、2026年9月からは請求書払いの方も利用できるようになります。NTTファイナンス側では、2026年9月以降にWebビリング上で紙の発行を停止する手続きができるとされています。
③ 「請求を1本にまとめたい」人の選択肢
今回の変更で「まとまっていたものがバラバラになる」ことに不便を感じる方も多いはずです。請求をまとめ直す方法としては、NTTファイナンスの「おまとめ請求」がありますが、2026年6月22日〜9月30日の間はWeb申込の受付が停止されています。電話申込は継続していますが、その場合の開始は2026年11月ご請求分以降と案内されています。つまり今すぐには元に戻せない、というのが実情です。
もう1つの考え方が、光回線そのものを光コラボへ移す(転用する)方法です。光コラボに変えると請求元がその事業者になるため、NTT東日本からの請求自体がなくなります。量販店でよく説明していたのですが、Wi-Fiの回線自体はこの世に3つしかありません。NTTのフレッツ光、auの独自回線、SONYのNURO光です。ドコモ光もSoftBank光も、全部NTTの回線を借りて支払い先が変わっているだけなんです。だから転用は工事不要で、回線品質も変わりません。
ただし注意点もあります。乗り換え先で別途、紙の請求書に手数料が設定されている場合がありますし、プロバイダーメールを頻繁に使っている方はアドレスが引き継げないケースが多いです。「220円を避けるため」だけに動くのではなく、スマホとのセット割やキャッシュバックまで含めて総額で得になるかで判断してください。
元量販店員として、ひとつだけ言いたいこと
今回のような「請求書の届き方が変わります」というお知らせは、正直に言ってほとんどの人が読まずに捨てます。私が接客していた頃も、料金明細を最後にちゃんと見たのはいつですか、と聞くと「覚えていない」という方が大半でした。
ただ、こういう変更のタイミングは自分の固定費を点検する数少ないきっかけでもあります。実際、明細を一緒に見ていくと「もう使っていない有料オプションが3年間ついたままだった」というケースは本当によく出てきました。
光回線は各社の月額料金がほぼ横並びなので、値段だけで選び直す必要はほとんどありません。重要なのは、スマホとのセット割・キャッシュバックの有無・乗り換えのしやすさです。封筒が増えて煩わしいと感じたなら、それは点検のサインだと思って、一度だけ明細を開いてみてください。
Web明細って、切り替えたら紙は二度と届かないんですよね? 確定申告とかで困りません?
Web上で明細を確認・保存できるので、必要なときにダウンロードすれば大丈夫です。むしろ過去分をさかのぼって見られるぶん、紙より管理しやすいと感じる方が多いですよ。心配なら、切り替え前に一度Web側の画面を見てから決めてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 9月から料金が上がるのですか?
A. いいえ。2026年9月の変更は請求書の届き方が変わるだけで、料金は変わりません。負担が増えるのは、2027年6月ご請求分以降も紙の請求書を継続した場合の月220円(税込)です。
Q. 何か手続きをしないといけませんか?
A. NTT東日本のFAQでは手続きは不要と案内されています。ただし2027年6月の有料化を避けたい場合は、それまでにWeb明細への切り替えを済ませておく必要があります。
Q. うちが対象かどうか、どこを見ればわかりますか?
A. 請求書の発行元を確認してください。NTT東日本ご利用分の請求が対象で、NTTファイナンスから請求されている場合は対象外と案内されています。
Q. 請求をまた1通にまとめ直せますか?
A. NTTファイナンスの「おまとめ請求」がありますが、2026年6月22日〜9月30日はWeb申込の受付が停止されています。電話申込の場合、開始は2026年11月ご請求分以降と案内されています。
Q. NTT西日本を使っていますが同じですか?
A. NTT西日本にも2026年9月以降の請求に関する案内がありますが、本記事はNTT東日本の一括送付サービス終了について解説しています。西日本エリアの方はNTT西日本の公式案内をご確認ください。
まとめ
2026年9月ご請求分から、NTT東日本の請求書は別々の封筒で届きます。この時点で料金は上がらず、手続きも不要です。気をつけたいのは2027年6月ご請求分から始まる紙の請求書の発行手数料 月220円(税込)で、放置すると年間2,640円の固定費増になります。
やることは2つだけです。①届いた封筒を放置せず開ける ②2027年6月までにWeb明細へ切り替えるか決めておく。フレッツ光をお使いで請求のわずらわしさを感じているなら、光コラボへの転用も選択肢に入ります。工事不要で回線品質も変わりませんが、セット割やキャッシュバックまで含めた総額で判断してください。
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